『四月怪談』
大島弓子によるコミックを、中嶋朋子、柳葉敏郎らの共演で、小中和哉監督が映画化したファンタジー。事故死した女子高校生の霊は、残された人々を見て命の大切さに気付く。

ドラマ「北の国から」などで天才子役として人気を博した当時の中嶋と、この時代を代表したドラマ「君の瞳をタイホする!」などで注目を集めた柳葉が顔合わせ。「綿の国星」などの人気コミック作家・大島が1979年に発表した短編が原作。大林宣彦監督に心酔し、大林監督と共同作業もした小中監督らしく、美少女だった中嶋を魅力的に撮ることに成功。また、CGが無かった時代であり、アナログ感にあふれるVFXを駆使しつつエモーショナルなファンタジーに仕立てた、小中監督のセンスや熱意にも再注目したい。

大島弓子によるコミックを、中嶋朋子、柳葉敏郎らの共演で、小中和哉監督が映画化したファンタジー。事故死した女子高校生の霊は、残された人々を見て命の大切さに気付く。
高校生の少女・初子はある日、下校中に偶然立ち寄った廃工場で、落下してきた鉄骨が頭に当たって命を落としてしまう。当初は自分が命を落とした事実に気付かなかった初子の幽霊だが、現われた幽霊・弦之丞から自分が亡くなったことを教わる。そんな初子は生前に親しくした面々、交流した人々の姿を見るうち、自分はやはり亡くならざるを得ない運命だったと考え出す。だが弦之丞は初子が生き返るべきだと考え、そこで奇跡が起きる。
キャスト・スタッフ
キャスト:中嶋朋子、柳葉敏郎、角田英介、寺田農、山口果林、小沢仁志
監督:小中和哉  プロデューサー:牛山真一
脚本:関顕嗣  脚本:小中和哉
撮影:志賀葉一  音楽:中谷靖

制作年/1988
制作国/日本
内容時間/99分
ジャンル/ラブロマンス/青春
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